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『戸越なかやま歯科』虫歯とは??

2020/09/03
歯科用顕微鏡で虫歯を取った後の写真です

皆さん、今日には。

今回はズバリ『虫歯』について書いてみようと思います。

皆さんの中には今まで人生で一度も虫歯になった事がない人もいるかもしれません。その一方で人によっては治療してもすぐに虫歯になってしまって困っている、なんて方も多いのではないでしょうか。

H28年の報告によると3歳児、12歳児の一人当たりの虫歯本数は平成元年と比較して減少傾向を示しています。また成人に関してもこの10年間で虫歯の本数は減少傾向を示しているようです。海外(主にヨーロッパやアメリカ)と比較すると日本人のお口の中に対する予防の概念はまだ低い部分がありますが、それでも以前より定期的なメインテナンスを求めて来られる方が増えてきた実感もあります。

このようにお口の中に対する予防的な健康意識が高い方は、特に若い時からその意識を持っている方は40台以降にも歯を失うリスクは少ないと考えています。

それは何故でしょうか??

”虫歯は痛くなったら治療すればいいと思ってました”たまにこう仰る患者さんがいます。果たしてそうでしょうか??

答えは当然『No!!』です。

何故なら痛みが出てくる、特に何もしない状態でズキズキ痛む、といった症状が出た場合虫歯は大抵神経まで達しておりほとんどの場合神経を取る治療(根管治療)が必要となってきます。神経を取ったあとは奥歯の場合、最終的には差し歯(被せ物)となるため治療回数や治療費用も多くかかってきます。また根管治療を行った歯は、神経がある歯と比較して将来的に歯根破折(歯の根が割れる)のリスクが上がります。そうなってしまうと結局最終的には抜歯してインプラントやブリッジ、入れ歯などへ移行していく形になってしまうのです。

どうでしょうか??このようにならないためにも虫歯は症状のない初期段階で治療をする事が色々な観点から望ましい事がわかります。

当院では顕微鏡を使用した検査・治療を行い虫歯の早期発見、精密な治療を行っています。症状がなくても是非この機会に検診にいらして下さい。